「Taxi to holding point XXX」
なじみがない単語と用法だな、と思って調べたところ、わかりました!
「誤進入が多発したためにICAOが新たに制定した管制用語」
だったんですね(^^)
つまり、
・「Taxi to holding point XXX」は離陸許可ではない、とルールで決まっている。
・にもかかわらず、海保機機長は何の疑問も持たずに「離陸許可が出た」と思い込んだ。
という、あり得ない解釈に基づく行動が引き起こした、人災。
調査で見ていくうち、以下のサイトに、まさに今回の事故を予言するような文面が!
「新しい管制用語を覚えてください" TAXI TO HOLDING POINT ~." 」
http://japawest.blogspot.com/2012/08/taxi-to-holding-point.html
サイト内の記事から一部引用しますが、
「...滑走路誤進入が発生するのは、この用語で地上滑走の許可をもらった直後ではなく、この用語で地上滑走の許可をもらい、数分間地上滑走した後というケースが多いのではないかと...」
まさに海保機機長が取った行動そのものでビックリしました!
しかも、この記事が公開されたのは、2012/08/21、そう10年以上も前!
制定直後ならいざ知らず、10年以上前から発効しているのに、知らなかったでは済まされません!
さらに、この記事には誤進入しないための戒めも記載されていたので、一部抜粋します。
「...インターセクションを通過する前や滑走路に入る前に、地上滑走の許可の内容を自ら再確認し、もし不安があれば管制官に地上滑走の許可の内容を確認する。さらに、そのインターセクションを通過して良いのかどうか、その滑走路に入って良いのかかどうかを自問自答すると良いのではないかと...」
海保機の機長がこれを読んでいてくれたなら...重ね重ね残念、というより憤りを覚えます。
以上です☆