すっかり有名になり、生活にも定着したユニクロ☆
一方で、大企業病というんですかね、あちこちにほころびが出てますね。
企業経営について深いところは、正直、わかりません。
莫大な営業利益が出ているのに、しかし、経営者は不満があるらしく、社員の基本給を上げる気もなく、ひたすら更なる店舗数拡大と利益積み増しにまい進...いったい何を目指しているのでしょうか...
経営や利益についてはさておき、客目線で。
男物については、品ぞろえがツマンないというかセンスがないですね。
まずは、色味。
パンツ類/コート類/アウター類どれを見ても、ジミ~で味気ない紺色とか黄土色とか黒のみ。
高校の制服か!
次にデザイン。
真四角のポケット、ベルクロ止めの袖口、工夫がない襟形状、機能を感じない前ボタン、などなど。
生産工程/購買視線で、
・取り敢えずついてりゃいいんだろ?
・こんなもんでいいでしょ、そこそこ売れれば♪
的な、アキラメ感というか、手慣れた感が透けて見える!
最後に品のない商品群。
ステテコを外着でとして定着させようなんて!下品!
今のような巨大企業になる前には、工夫と相違を感じられる商品がそこそこあり、そういうものを探し当てる楽しさ、がありました。
売れ筋にはならないけどインパクトがある色味、洋服の技法としては邪道でも使い勝手がよい機能的なデザインとしつらえ、ちょっとした遊び心のある見た目、機能に特化した商品、など。
何れも、売れ筋ではないと却下され、商品企画から先に進めない状況なんでしょうね、今のユニクロでは。
過去買ったもので気に入っているものを羅列。
■コート
裏地脱着可能で季節をまたいで着られ、スタンドカラーとファスナーとホックで防風対策、襟にはフードを収納してあるコート。
形は奇をてらっておらず、スーツでもカジュアルでも無難に着られて、便利(^^)
開発段階で作り込んだことが伝わってくる掘り出し物だった♪
■カラージーンズ/カラーチノパンツ
春の季節感を出したい!という意図が伝わってくるような色合いのチノパンツ。
インパクトがあるカラーバリエーションのジーンズ。
■ハンドウォーマー
手袋ではなく、筒状の形状で手のひらと手の甲を覆い、親指は貫通穴から、その他の指は筒状の上部の穴から出す形。
生地はフリース、手首部分はリブタイプなので、とってもあったかくてよかった。
また、指先が露出しているので、タッチパネル操作やクレカ取りだしとかをそのままできて機能的だった。
■伸びないジーンズ
ジーンズって伸縮しなくていいんじゃないんですかね?
多少の伸縮は許すとして、フィット感を前面/全面に押し出すなら、ジーンズとは別のカテゴリの商品として売り出せばいいのに、商標登録して...名称のセンスがないから無理か(笑)
■理念が見えない会社の末路
発注量の数%でいいから、そういう非主流の商品にまわすだけで、だいぶ変わると思うんですけどね(^^)
あと、「デザイン」は日本全般で勘違いされているけど、機能を含めた設計することが本来のデザイン。
単に見た目だけを設計することはデザインとは言いません。
また、ヒトが見えてこない経営姿勢では、早晩行き詰まり、経営層の入れ替えやテコ入れに終始し、社員が不幸になることでしょう(^^)
以上です☆