先日、Adobe Reader X(10.x) からXI(11.x) にアップグレードしたところ、PDF フォームや共有ペインのテキスト入力フィールドに日本語(全角かな)を入力できなくなってしまいました。
MS-IMEなら問題なく入力できますが、他のIME、例えば、Google IME などでは、日本語入力モードに切り替わってくれません。
実は、Windows 版 Adobe Reader X(10.x) でも、まったく同様の現象が発生し、解決方法は、Adobe Readerの、
環境設定の一般セクションで、「起動時に保護モードを有効にする」を無効化する(チェックを外す)
でした。
おそらく、アップグレードの際、インストーラが勝手に保護モードを有効化してしまったのだろうと推察。
環境設定の一般セクションを開いたのですが、「起動時に保護モードを有効にする」という項目自体が消滅しているではありませんか!
そうなんです、Adobe Reader XI(11.x) では、「起動時に保護モードを有効にする」が、別のセクションに移動していました。
ですので、Adobe Reader XI(11.x)での、解決方法は、Adobe Readerの、
環境設定の「セキュリティ(拡張)」セクションの「サンドボックスによる保護」にある、「起動時に保護モードを有効にする」を無効化する(チェックを外す)
です。
なお、保護モードを無効にすることで、PDFファイルを開くときの安全性が低下しますので、申し添えます。
保護モードの詳細説明は、アドビ社サイト内の以下をご参照ください。
http://helpx.adobe.com/jp/reader/using/protected-mode-windows.html