■自治体の視点
GoToトラベルとの違いは、
・自治体ごとに異なるコロナ感染状況に合わせた対応できる。
・自治体ごとの事情に合わせた支援方法を選択できる。
・直前まで実施していた地域観光振興策の延長で対応できる。
といったところでしょうか。
しかし、実際にそれらが活用され「発動」 された事例は、知る限り皆無。
あと、一回限りの仕組みのために、自治体別に仕組みの構築が必要となり、人的資源と税金のムダ使いに...
だって、同じようなことを実現するために都道府県数の47通りの仕組みを作るって、ムダ以外の何ものでない(+_+)
■利用者の視点-実際の事例
旅行費用の補助もクーポンも、きわめて使い勝手が悪いこと、この上なし(+_+)
実際に体験した、滋賀県の全国旅行支援の事例を書きます(^^)
なお、申し込み当時、
・旅行の目的地は京都市内。
・京都府の全国旅行支援予算は枯渇&受付終了。
・滋賀県は受付中との情報を得て宿泊は滋賀県。
という状況でした。
■利用者の視点-旅行費用の補助
まず、旅行費用の補助。
この補助を受けるためには...
・滋賀県独自のサイトへ個人情報と宿泊先を登録。
・その後電子クーポン(=番号)が届く。
・届いた電子クーポンを宿泊先のチェックイン時に提示。
という複雑怪奇な手順を踏む必要がありました(@_@)
つまり、申請以前に、こういう仕組みになっていることを理解しないと利用できないわけ。
たった1回限りの仕組みのために、なんでこんなに苦労を強いられるのか?
「トクするためにはこれぐらいの苦労は当然♪」
ってことなんでしょうね。
GoToトラベルのときは、余計な手間なくふつうに予約して、チェックイン時に名前と体温計測するだけだったのに^^;
■利用者の視点-クーポン
次にクーポンです(^^)
・近隣府県で使えると思ってたら、滋賀県内限定。
・コンビニやスーパーでは使えない。
・全国チェーンのファミレスやカフェでは使えない。
という状況で、旅行のついでに使える店舗は皆無に等しいという...
さらに、使えるお店を探すのもままならず。
・店舗検索サイトに住所別にリストで一覧されても、旅行客にはどこに行けばいいのかわからん。
・店舗検索サイトでは、現在位置や駅名やランドマークからは検索不可というあり得ない仕様。
・滋賀県内のおみやげ品をまとめて買えそうな駅近の店舗は大津駅にしか見当たらず。
正直「クーポン、使わなくていいんで♪」と言われているように思いました。
GoToトラベルでは、近隣の自治体でも使えたし、チェーン店でも使えたし、電子クーポンだったら端数も支払えたし、とっても便利だったんだけどなぁ(^^)
■アベノマスクとまではいかないが
正直なところ、全国旅行支援は愚策、でしたね(^^)
・47通りの仕組みの開発とその運用経費がかさみ、
・かさんだ分支援に回る金額が減り、
・自治体別の仕組みが乱立したことで、利用者も旅行業者も47通りの対応を強いられ、
って。
なんで、GoToトラベル再開にしなかったのか、理解に苦しみます。
さらには、終了間近になって、12/27まで期間延長とか言い出すし。
観光不人気の自治体で予算が余っちゃったから再配分したんじゃね?と勘繰りたくなります。
GoToトラベル再開で、国が一括して予算管理してりゃこんなこともなかっただろうに。
以上です☆