IBM Rapportが原因でFirefoxからインターネットサイトが一切開けなくなりました(@_@)
■現象と切り分け
ある日、午前中までFirefox経由でいつも通りいろんなサイトを開いて作業をしていました。
しかし、11時過ぎから、Firefoxでサイトから遷移したり、新たなページを開こうとすると、砂時計のまま、いつまで経っても遷移もページも表示されず、タイムアウトと怒られるようになってしまいました。
他のブラウザで同じサイトを開くと、何の問題もなく即座に開けることを確認し、Firefoxだけの問題と切り分けました。
その後、いくつかの切り分けを行い、
Firefoxアドオンの管理で、 IBM Security Rapportを無効化した
ところ、何の問題もなくFirefox上でサイトが開けるようになったことから、犯人であると断定。
▽Firefoxのアドオン管理の拡張機能一覧画面例
ちなみにアプリと機能で表示したところ、
Truteerエンドポイント保護 3.5.1908.134
が2018/01/19付でリストされていました。
が、現象が発生した日には更新もインストールもしていないので、おそらく、過去1/19に勝手に更新されたものと推察しました(=更新が原因ではない)。
■悪あがいてみた
システム通知領域のRapportをダブルクリックして表示されるコンソールで追加設定を開き、最終更新クエリー欄が現在日時から数10分前であることを確認した(=自動でアップデートされている)が、Firefoxアドイン管理画面でRapportを有効化すると現象は発生した(=自動アップデートが正常に動いても問題は解決しない)。
同画面で今すぐ更新をチェックするを実行し、日時が最新に変わったことを確認した。その後、Firefoxアドイン管理画面でRapportを有効化したところ現象が発生した(=アップデートしても問題は解決しない)。
これ以上やれることはないので、管理者アカウントでログイン後、アンインストールした。
■再度インストールすると...解消
銀行のサイトから、再度Rapoortをダウンロードしてインストールしたが、バージョンはアンインストールしたバージョンとまったく同じ3.5.1908.134だった。
その後、管理者アカウントから利用者アカウントにログイン後、Firefoxアドイン画面を見たところ、Rapportは一覧に表示されず。
Windowsを再起動し、利用者アカウントでログイン後、Firefoxを開くと、Rapportの有効化が保留されている旨、メニュー上に表示された。
許可をクリックしたところ、有効化された。
その後、いろいろなサイトを開いても、現象は発生せず、解決した。
それにしても、何もしてないしRapportのバージョンも同じなのに...困るんだよなぁ(+_+)
■何をしたか?
流れを整理すると、以下を実施すればよいということだった。
管理者アカウントでログイン後、アプリと機能からRapport(Trusteerエンドポイント保護)をアンインストールする。
Windowsを再起動する。
管理者アカウントでログイン後、銀行サイトからRapportインストーラをダウンロードして実行する。
インストールが正常に終了したら、Windowsを再起動する。
利用者アカウントでログイン後、Firefoxを開き、メニューもしくはアドイン管理画面から、Rapportを有効化する。
銀行や証券会社のサイトを開いてログインし、Rapportアイコンがアドレスバー付近に表示されていたら、現象は解消した(=対応成功)と判断してよい。
■おまけ-Firefoxがバージョンアップ
タイミング的に微妙だけど、作業している途中でFirefoxが更新され、57.0.4から58.0になっていた^^;
以上です♪