スイッチオン!豊肥本線全線開通プロジェクト、行ってきました☆
2020年8月8日、熊本地震で被災し不通となっていた肥後大津駅と阿蘇駅間が、ついに復旧!
プロジェクトの一環で発売された「スイッチオン!豊肥本線フリーパス」使いました♪
特急の自由席にも座れて3000円と格安です!
ちなみに、別府駅-熊本駅間の普通乗車運賃は3300円(^^)
■立野駅
まずは、新装の立野駅☆
スイッチバックの駅です(^^)
プラットホームはできたてのホヤホヤ、駅名標や近隣案内板もピッカピカ♪
しかし、駅舎なし、屋根は2両分のみ、自動券売機がプラットホーム上に一つ、というさびしさ(笑)
飲料の自販機もベンチもありません。
道路から駅・ホームへの通路は、鉄パイプと鉄板の仮設♪で、道路からの入口は、立野駅のたて看がなければ入口とは気づかないなぁ^^;
昔からあるローカル線の駅ではなく、今、ローカル線に駅を一から作るならこうなるんだろうな、という現実がそこにありました(^^)
また、立野駅は南阿蘇鉄道の起点駅でもあります。
が、南阿蘇鉄道も、熊本地震で被災し、現在、立野駅から中松駅は不通。
2022年開通に向けて復旧工事中でした(^^)
■立野駅のスイッチバックから阿蘇駅
立野駅から阿蘇駅方面はスイッチバック♪
熊本方面を先頭に右方向山側に進路を変え、国道57号線の下をくぐり抜け、急こう配を登ります(^^)
スイッチバックの転換線に停車し、再び進行方向を変え、左手山側法面の真新しい崩落防止コンクリートを間近に見つつ、ディーゼルエンジンがうなりを上げながら急こう配を登っていきます♪
右手の谷側は、並行して走る、崩落した国道57号線の復旧工事が手に取るように見え、谷の向こうには、崩落した県道の橋梁の残骸がまだ残ったままだったり、復旧途中の今しか見れない光景が印象に残りました。
赤水駅を過ぎ、市ノ川駅辺りから視界が開け、左手に九重、右手に阿蘇の山々が見えてきます♪
熊本地震後、不通だった阿蘇駅から肥後大津駅まで代行バスで、赤水駅、市ノ川駅、内牧駅、は巡っていましたが、今回鉄路で踏破できてよかった(^^)
■阿蘇駅
駅前にはウソップの銅像が!
ただ、平日ど真ん中だったせいか、記念撮影をする人は皆無でした^^;
ちなみに、熊本地震復興の一助として、熊本出身の尾田栄一郎氏の全面協力により、「麦わらの一味「ヒノ国」復興編」プロジェクトが立ち上がっています。
その一環で県内9か所に麦わら一味の銅像が建立されることになっていて、2020/09時点、公開されているのは、以下の3か所だけ。
・熊本県庁庁舎前のルフィ。
・益城町総合運動公園内のサンジ。
・阿蘇市阿蘇駅前のウソップ。
今春公開されるはずだった銅像3体は、コロナの影響で延期となってしまいました。
・熊本市動植物園内のチョッパー。←11/7から公開開始
・御船町ふれあい広場のブルック。←11/8から公開開始
・高森町高森駅前のフランキー。←11/21から公開開始
残りの銅像3体は、2020/09時点、公開日未定です。
・大津町中央公園のゾロ。←建立予定場所に「予定地」のたて看はあった(笑)
・西原村俵山交流館「萌の里」のナミ。←豊肥線から遠くて行けず^^;
・南阿蘇村東海大学阿蘇校舎・正門のロビン。←上記同様行けず^^;
ただ、残念なことに、版権の関係で商売に結び付かないようで、銅像を活かした地元を巻き込んだ盛り上げは感じられませんでした。
最近アニメの「聖地巡礼」が流行っているので、それと混同して期待しているようですが、ストーリーとの結びつきがまったくないので、銅像以外の場所にはいくところがない、というのが現実。
それに加え、銅像の設置場所が散らばりすぎているのも、よろしくないです。
全部回ろうと思ったら、クルマで回るしかなく、間違いなく、1日潰れます。
なのに、訪問しても単発でポツンと銅像があるだけ...これじゃ、行ってもなぁ...です。
銅像巡りよりも、もっと魅力的な観光地がたくさんあるので、なおさらです^^;
あ、私は、麦わらの一味にはまったく興味がないばかりか、アンチです。
だって、あんな暴力的なシーンばかりのマンガやアニメを小さな子供に見せる親の気が知れません。
フィクションであることがわかっている大人が見るのと、現実と仮想の区別がつかない子供が見るのとでは、与える影響が違うということを理解できない親たちに危機感を感じます。
話がスッカリそれてしまいました(笑)
■その他の熊本地震後も稼働していた駅
熊本から行けなかった宮地駅から東の大分県側もキャンペーンの対象地域ではあるのですが、あまり見どころもなく、ほとんど盛り上がってなかったですね。
大分駅(豊肥本線の終点)と別府駅(あそぼーい!と九州横断特急の始発駅)でも、ポスターが掲出されているだけって感じ。
売店を見ても、豊肥本線開通グッズは置いてあるけど、他の商品と同等の扱いで、開通に合わせて前面に押し出すようなこともなし。
■コロナ騒ぎの影響
盛り上がりに欠けていたのは、コロナ騒ぎが大きな原因、ではあるでしょう。
とはいえ、開通に合わせて少しでも復興の一助を、と思えば、小さなことでも盛り上げるやり方はあると思うので、せっかくの機会をムダにしちゃって、もったいないと感じました。
以上です☆