■評価☆☆☆(最大5個)
函館駅隣、というより駅そのものと言ってもいいほど、駅近立地☆
部屋やフロなど設備とスタッフさんはとてもよく、素泊まりだったら☆5つ(^^)
しかし、売りであるはずの朝食がちょっと...☆2つでも甘いかな、ってくらい^^;
■部屋
ツインを一人で使用したのでそれだけで広々、二人で泊まっても充分な広さ(^^)
特に、ソファの座り心地と配置がとてもよい♪
生地はファブリック、やや硬めで変に沈みこまないのにシッカリ保持してくれる絶妙の座り心地♫
部屋の真ん中に配置され、テレビや窓の外、室内を見渡せて、視覚的にもくつろげるよう意図されていると感じました(^^)
居室の照明も枕元で全部制御可能、コンセントも装備でいうことなし☆
小物置きがあるのもよい(^^)
唯一、困ったのが、洗面台のタオル置き場。
洗面台前面にタオルハンガーはあるが、そこにタオルを掛けると、洗面台下のものに触れ、ぬれてしまい、結局使わず。
洗面台後ろにあるシャワー室ドアに掛けました。バスマットが掛かっていた取っ手に。
洗面台側面に配置すれば、床面への水滴落下も防げるのに。
■ロケーション
駅構内にある、と言ってもいいほどの立地(^^)
改札を出てどっちへ行くのかがわかりにくいが、ちょっと立ち止まって見回せば、目立たない案内板に気づけるはず(笑)
駅舎を出ることなくホテルに行けるのは、JR北海道グループならではですね。
朝食が有名なラビスタが、意外と駅から遠くて面食らうので、なおさら♫
■大浴場と宿泊者専用ラウンジ
ともに最上階12階にある。
浴槽につかりながらホテル北側に隣接する函館駅構内を展望できる大浴場☆
夜の駅構内はライトアップされたかのようでよい風景(^^)
露天風呂からも同様の眺望で、冷風が心地よく、長湯が楽しめる。
惜しむらくは、夜は運行本数が少なくて、なかなか列車を拝めないこと。
また、宿泊者専用ラウンジからは函館山山頂を望め、北海道最古と豪語(笑)する函館地元珈琲店のコーヒーをいただける。
■朝食
期待していた分を差し引いてもガッカリ...たくさんありすぎて長文です(笑)
まず、回転ずし。
種類はそこそこ。
まぐろ/ホタテ/イカ/サーモン/カニみそ軍艦/ぼたんエビ/そい/いなり
ただ、鮮度はよさそうなのにツヤがなく、レーンを3周以上回った感じで、おいしく見えず。
せっかく職人らしき人を配置しているんだから、オーダーしてから握ればいいのに。
困ったのは量の多さ。
一皿2貫もいらないし、1貫の分量も毬ずしみたいな小ぶりで充分。
おいしい色々な海鮮ネタを食べたいのに、ご飯だけで満腹になっちゃう。
次は、海鮮丼。
こちらはネタの種類が少ない上、提供品目に疑問。
サーモンは切り身が大きすぎ&分厚すぎて、せっかくいい素材なのに、すべてが台無し。
なぜタラコの切り身?海鮮丼の具じゃないし...
回転ずしのネタだけもらって、海鮮丼に載せたかったなぁ...
いくらとイカソーメンと甘エビと山かけがおいしかっただけに、チグハグで残念。
あと、困ったのはごはん🍚
酢飯はすしで充分食べたので、海鮮丼は白ご飯と思い、ご飯の給仕マシンへ。
ところが、この給仕マシンのご飯、出てくる量が多すぎ!
少量を選んだのに「大盛?」 というほどの盛り(@_@)
回転ずしと同様、食べたいのは海鮮であって、ご飯じゃないんですけど...
そうそう、みそ汁も給仕マシン提供だったけど、具もコクもなく、味見してんの?レベル。
ここまでで、大量のご飯をいただき満腹、他にもたくさんあったおいしそうなおかずたちにはほとんど手を付けられず、もったいない感が残っちゃいました。
ただ、手を付けたおかず3種も0勝3敗ではあった...
イカめし...輪切り状態で提供されていたが焼き過ぎ?なのかすっかり干からびていた。
玉子焼き...だし巻でもなく甘さもなく、玉子焼きとは思えない別の食べ物だった。
ステーキ...素材と焼き方はとってもよい。しかし、ソースがすべてを台無しに。塩かわさび醤油で食べればよかった。
となると、他のおかずも推して知るべし、かも(笑)
パンは5-6種の内、食パン系2種たべたところでは、おいしかった🍞
プレーンとクルミチョコの2種とも、ほんのり甘くてしっとり感があって(^^)
ただ、給仕マシンのコーヒーがハッキリ言ってマズい!
UCC製、味が薄めで、苦みも渋みもない、出がらしみたいなシロモノ。
展望ラウンジにあった函館地元珈琲屋さんのコーヒーと思って飲んだこともあり、ガッカリ感が倍増(笑)
朝食はすべてにおいてチグハグ感満載であり、期待できません。
せっかく、よい設備とロケーションとスタッフを持っているのに残念なので、私なりに提案してみます。
・回転ずしは即刻中止し、オーダー提供に切り替え。
・シャリもネタも小さめに変更。毬ずしにすれば見た目も好印象。
・提供する器も提供する個数を見直し。回転ずし皿ではない高級感がある器へ盛り付け。
・すしネタは海鮮丼にも流用できる仕組みに変更。海鮮丼のネタの種類が増える。
・白ご飯の給仕量を今の半分以下の量に設定変更、または、手盛りに変更。
・おかずは種類を減らし、地元食と家庭食をラインアップに加える。
・コーヒーもみそ汁もおかずも毎日ちゃんと「毒見」する。
客は「おいしいものが食べたい」のです。そこを見誤っているような気がします。
■番外-ホテルの鉄道色は薄めがよい
ちょっとキビシイ言い方ですが、ホテルとして成功するなら、
「もう少し、鉄道色を抑えたほうがよい」
のでは(^^)
JR北海道グループなので、という気持ちはわかるが(^^)
宿泊客の属性で最も数が多いのは、一般観光客。鉄道へのこだわりはほぼない。
であれば、鉄道を売りにする時点で、客を取り逃がしているってことに^^;
また、ゲットしたいのは一般客のリピートだとすると、動機として鉄道はハズレてるのでは。
たぶん、コアな鉄道好きは一定数いるとは思うが、メインターゲットではない。
また、コアな鉄道好きは、大っぴらな展示や目立つ置物より、
・実はここにこんなものが
・このBGMは実は○○の復刻音で
など、知識をひけらかしたい/自分はこんなこと知ってるよ、という優越感を楽しむ傾向がある...私だけ?(笑)
以上を踏まえての提案(^^)
・エントランスのヘッドマークは1個だけ、随時入れ替える。一例:廃止日/運行開始日/季節に合った名称やデザインを掲示。JR他社からの借り受けや記念イベントタイアップ(西九州新幹線開業/山陽新幹線50周年/など)。
・ボックスシートと駅名標は、記念撮影スポットとしての価値を上げる。一例:日付を掲示(後で見たとき思い出しやすい)/写りを考慮した配置や小物(制服とか帽子とか日付入りパネルとか列車の窓枠風のパネルとか)。思い切って大浴場外の休憩所へ配置換え。
・函館駅由来の音源を随時流す。一例:函館駅の列車発着時刻に合わせて音源を流す。「なんでこのタイミングでこの音?」「実は...」と話題にできる(TV取材ネタの一つとして提供できたり)。実際の遅延も反映できれば、さすが鉄道会社グループ、と(笑)
せっかく、設備と立地とスタッフさんがすばらしいので、ぜひ、楽しい旅ができるホテル、また泊まりたい!と思えるホテル、として成功して欲しいです(^^)
■宿泊プラン
【じゃらんスペシャルウィーク】大浴場完備★朝食付 14800円
ツイン【禁煙】20平米・110cm幅ベッド2台 函館山側
※2024年12月の平日に宿泊。
以上です☆