2025/10/19

野生動物による被害増加は行き過ぎた野生動物保護の必然☆

今年も、野生のクマに襲われる事案が多数報道されています。

襲われて、亡くなった方、ケガをされた方...お察しいたしますm(__)m

今回、これらの案件を取り扱う報道姿勢に感じて続けていた疑問を書きます。

以前にも書きましたが、

・都市部および農村部での行き過ぎた保護政策は即見直すべき

です! 

増えすぎたシカサルクマイノシシによる深刻な被害より、われわれが安寧に生活できる日常、がいいと思いませんか?

 

■疑問その1-事案が増えたのはここ1-2年の話ではない! 

ここのブログで、野生動物による被害の深刻さを提示したのは、もう7年も前なのね...

そう、TVと新聞が、

「今年は激増!」 

とまくし立てているが、実は、

・10年ほど前から都市での野生動物による被害

・20年ほど前から農村部での野生動物による被害

は頻発しているんですよね。

報道機関が「報道し始めた」「取り扱い始めた」のが「今年」なだけなんです!

地方行政機関が記録を持っているかどうか知りませんが、

・被害届

・目撃情報

等の件数は、とっくに、無視できない状況になっていたはずなんです、何年も前から。 

新聞紙面の埋め合わせ、番組内の時間調整、的な取り扱いではなく、深刻にとらえて報道してもらいたい、新聞社とテレビ局には。


■疑問その2-被害者の恐怖を伝える気があるのか?

以前から気になっている表現、

・命に別状はない

おかしくないですか? 

クマに襲われたこと自体が、大変な恐怖、命のキケン、死を覚悟、ではないでしょうか?

それを「命に別条はない」と一言で表現してしまう記者の見識を疑います!

もう一度言います。

「クマに襲われること自体、大変な恐怖」 

であることを。

記者のみなさんがクマに襲われて重傷を負って助かったとして、

・「命に別状はない」

・こうすれば助かるという体験談

などの記事を書くんでしょうか?

クマと格闘みたいなどこぞのバラエティ感覚で報道しているとしか見えません。

 

■疑問その3-クマに遭遇したら一巻の終わりでしょ!

特に疑問に思うのは、

・クマに遭遇したらこうしろ!

という記事と番組。

ハッキリ言わせてもらうが、クマに遭遇したら、

・その時点でアウト!

・ケガで済んだら幸運!

なんですよ!それを、

・クマと格闘/目を攻撃して撃退した!

・ゆっくり後ずさりして逃げられた!

とかを強調して提示しているが、「たまたま」「幸運が重なった」だけだということをもっと強調すべき! 

その2の指摘と重なるが、当事者意識の希薄さが透けて見えて、ヘキエキです。

 

■疑問その4-鉄道の被害はさらに深刻なのにどうして伝えないの?

鉄道が野生動物と衝突する事案は、ほぼ毎日発生しているんですけどね。

また、それに起因する、列車運行障害、鉄道会社の費用負担、など深刻な被害と影響が出ているのにどうして報道しないんでしょうか?

JR北海道やJR九州だけの話じゃなく、首都圏や近畿圏の都市部でも発生しているのに... 

野生動物対策を、一民間会社に押し付け続ける、なんて無責任では?

ボランティアじゃないんですから、巡り巡って、運賃値上げという形で、われわれに跳ね返ってくるのに... 

 

■疑問その5-駆除しすぎて絶滅しちゃったらどうするの?

駆除しすぎて絶滅しちゃったら?

大丈夫です。絶滅危惧種を特定の場所に集めて保護すればいいだけの話。

動物保護推進派のヒトがよくいう環境(=人と動物の境界線の主張)に沿ってるし。 

また、ちょっと行き過ぎた表現ではありますが、

・絶滅したから、何か影響あります?

・ノスタルジックな郷愁

・生物学的観点での希少性議論

では?

だって、過去の絶滅事例を見ると、

・絶滅に至った「人間の仕業」の是非の議論はある。

・哺乳類や大型動物の絶滅がわれわれの生活環境へもたらした悪影響はない。

と認識していますし、報道各社が調べりゃ、即、わかることでしょうに。 

そういう観点からは、

・ジビエ料理の商売化

は人的被害解決の早道かもしれませんね。

商売が軌道に乗れば、その過程でより多くの個体数を確保する必要が出てくるから、行政や国が費用を出すことなく、個体数を一気に減らせる上、人的被害も防げて、一石二鳥。 


■報道各社へのお願い

行き過ぎた動物保護がもたらす、私たちへの被害、ひいては費用負担、への警鐘を鳴らして欲しいものです。 

また、国レベルでの被害防止に向け、人命に勝る動物保護などありえない!という、生活者としてごく当たり前の心情を思い出していただき、行き過ぎた動物保護政策は即座に見直し、現場での幅広い対応選択肢を持たせるべき。

 

先日、被害者観点での特集記事がA新聞で取り上げられていましたが、

「クマに襲われた時点で、死を覚悟した。」 

「命に別状はないと報道されたが、日常生活への支障はとてつもなく大きい。」 

これが真実ではないでしょうか!

 

また、10年以上前から深刻な被害事案が多数発生していたのに、他人事的/面白半分的な報道しかしてこなかった報道姿勢が、昨今の都市部での深刻な獣被害を増長していると感じます。

「個人への注意喚起で回避できるような状況ではない!」

とハッキリ、もっと真剣に、報道して欲しいです、被害者を増やさないためにも。

かつての津波報道が、津波に対する安心バイアスを増長し、とてつもない被害者を出してしまったことを思い出してもらいたい。 

 

※一応、触れておきますけど、ここでいう「動物保護」は「生物保護」ではありません。

※ここでいう「動物」は、我々の安心して過ごす生活環境を脅かし、人的および農業被害をもたらす、加害動物のことです。 具体的にはシカサルクマイノシシ、および、しつけも管理もできない飼い主が所有する動物(含、特定外来害獣)です。

 

以上です☆