2023/04/30

相鉄車内&ホームアナウンス考察-東急線相互直通後☆

祝相鉄東急新横浜線開通♪

新横浜線が開通してはや1か月が経過(^^)

今回は、上り方面列車での車内およびホームのアナウンスの考察です。

 

■複雑化したダイヤによる速達列車の予測困難化-上り方面

新横浜線開通で、行先が大幅増&直通する路線が4つ(*1)に増え、超複雑化(^^)

加えて、列車種別も改廃され、急行と各停しかなかった頃からのお客さんはプチパニック。

例えば、海老名から、日中、横浜に行きたい!できれば最速で!の場合。

かつては、何も考えず、急行か快速に乗れば間違いなし、でした(^^)

でも、今は、かなり複雑で、

・横浜行じゃない電車で、途中乗り換えの方が早く着ける。

・先発する電車に乗っても、次発の電車に乗っても、結局同じ列車で到着する。

など、先発するから早く着く、横浜行だから最速で着く、という既成概念が通用しなくなっちゃってるんですね、現時点(^^)

 

■視点を変えて速達できる列車を案内-上り方面車内放送

乗車機会5回中2回ぐらい、すばらしい案内放送をしてくれる車掌さんがいらっしゃいます!

そういう車掌さんの列車に乗ったときは、なんだかいい気分になりますね(^^)

ここの項目は、そういう車掌さんには釈迦に説法ですので、読み飛ばしてください(笑)

 

で本題に...ホームでの案内と車内での乗換案内を根本的に見直したほうがよいのでは?

案内する内容の対象となる人を、最初に言うべきでしょう。

例えば、

「横浜駅、鶴ヶ峰駅、星川駅へお急ぎのお客様にご案内いたします。この列車(各停新宿行)で二俣川まで行き、二俣川で停車中の快速横浜行に乗り換えると、一番早く到着します。」

「西谷駅から平沼橋駅でお降りになるお客様。この列車で西谷駅まで行き、西谷駅で停車中の各停横浜行にお乗り換えください。」

「東急東横線/目黒線をご利用の方は...」

てな具合にすれば、

「あ、横浜に行くから注意して聞かなきゃ♪」

という心構えができるのではないでしょうか?

あ、乗換方法もわからないのにヘッドフォン着けてるような、注意力ゼロの平和ボケのかたのことは考える必要なし...何をどう工夫しても伝わらないので、新宿まで行ってもらいましょう(笑)

 

■視点を変えて速達できる列車を案内-上り方面ホーム放送

ここ、ポイントですね(^^)

言うまでもなく、発車間際に駆け込んでくる客は論外。

日中なら発車間隔に余裕があるから、3分サイクル(3分で説明完結)で乗換案内ができるようにすればよい感じかなぁ。

なので、現行の自動放送は全廃、速達順での自動案内放送に全面切り替え、でしょう。 

ただ、だいぶ複雑で、例えば、日中、海老名駅から横浜駅へ行く場合に絞っても、法則を見つけ出すのがムズカシイ...

となると、自動放送自体を廃止し、駅員による都度放送への全面切り替えが現実的。

 

▼例1:先発:各停新宿行、次発:特急横浜行、が待機中。

次発の特急横浜行は、先発する各停新宿行に西谷駅で追いつく。

先発する各停新宿は、特急横浜行以外の列車とは接続しない。

特急横浜行なら、乗り換えなしで横浜に着ける。

∴次発の特急横浜行に乗車が正解。


▼例2:先発:快速横浜行、次発:特急西高島平行、が待機中。

次発の特急西高島平行は、先発する快速横浜行に西谷駅で追いつく。

先発の快速横浜行は、特急西高島平行以外の列車とは接続しない。

快速横浜行なら、乗り換えなしで横浜に着ける。

∴先発の快速横浜行に乗車が正解。

 

▼例3:先発:各停横浜行、次発:特急横浜行、が待機中。次次発: 各停西高島平行。

先発する各停横浜行は、瀬谷駅で特急横浜行に抜かれる(=5分後に出発する方が横浜駅に早く着ける)。

先発する各停横浜行は、二俣川駅で快速横浜行に乗り換えできる(=各停に乗り続けるより、横浜駅に9分早く着けるが、上記の特急は10分前に到着済)。

先発する各停横浜行は、二俣川駅で次次発の各停西高島平行を待ち合わせ(=次次発だった8分後に出発する各停に乗ったのと同じ到着時刻)。

∴次発の特急横浜行に乗車が正解。

 

▼例4:先発:快速横浜行、次発:各停新宿行、が待機中。次次発:特急横浜行。

先発の快速横浜行が接続するのは、二俣川駅の各停西高島平行のみ。 

先発の快速横浜行は、上記以外の列車には抜かれない。

∴先発の快速横浜行に乗車が正解。

 

▼例5:先発:各停西高島平行、次発:各停新宿行、が待機中。次次発:特急横浜行。

先発の各停西高島平行は、どの列車とも接続しない。 

次発の各停新宿行は、西谷駅で次次発の特急横浜行を待合せる。

次次発の特急横浜行なら、乗り換えなしで横浜駅に着ける。

∴次次発の特急横浜行に乗車が正解。

 

つまり、列車種別や先発次発だけでは、横浜駅への速達列車はわからない。

かと言って、横浜行に乗れば、確実に横浜に先着するかと言えばそうでもない。

さらに、横浜行の列車が待機していない場合がある。

...

強いて法則性を上げるとすれば...

・待機中の列車の行先が横浜行とそれ以外行だったら、とにかく横浜行の列車に乗る。

・待機中の列車がどちらも横浜行だったら、列車種別が高い列車(特急>快速>各停)に乗る。

・待機中の列車がどちらも横浜以外行だったら、どちらにも乗らず、次次発を待つ。

 

■あとがき

横浜駅へ行くだけでも、こんなに複雑な選択肢と判断ができてしまったわけですね(^^)

これに、JR直通線、東急直通線、への速達が加わると...プチパニックになるわけで(笑)

ホームでの乗換案内放送は、

・より的確なタイミング。

・より精度の高い内容。

が求められています。

今までのような、

「駅員の日課なので、仕方なく、放送しています」 

という甘い考えは捨て去って、お客さん目線の情報提供を心掛けてもらいたいものです。


以上です☆