2018/02/18

備忘録:Googleスプレッドシートで将来の積立累計額を計算する関数例☆

■やりたいこと
Googleスプレッドシートで、これから積立したらいくら貯まるのかを求めたい。

例えば、年利1%、月々2万円、10年間、積み立てたらいくらになるのか?とか。

■方法
FV関数を使えばよい。

■例1-積立
年利3%、月々3万円、開始資金ゼロから始めて、5年後いくらになる?
=FV(0.03/12,5*12,-33000,0,0)

 ■例2-積立しない
応用して、積立ではなく、手元の資金を運用したらいくらになるか? も計算できる。

 年利3%、月々の積立なし、元手100万円が5年後いくらになる?
=FV(0.03/12,5*12,0,-1000000,0)


■FV関数のポイント
この関数のポイントは、期間とか月々とか利率とかを「回数」や「1回当たり」 に読み替えて換算すること。

例1に当てはめると...

「年利3%」 →「年利3%を12ヶ月で割った値(=月当たりの利率)」→「1回0.25%」で、これを引数「利率」として指定する。
「5年後」→「月々積立を5年間」→「12ヶ月×5年積立」→「60回積立」で、これを引数「期間数」として指定する。
「月々3万円」 →「1回3万円」で、これを引数「支払額」として、マイナスで指定する。
「開始資金ゼロ」なので、これを引数「現在価値」として指定する。
なお、引数「期首または期末」 は省略値の0(=期末)のまま。1(=期首)にすると1ヶ月分利息が多くなってしまうので(詳細は割愛...期間数1でやってみると何とな~く理解できる)。

例2に当てはめると ...
「年利3%」は例1と同じ。
「5年後」は例1と同じ。
「月々の積立なし」 →「1回0円を積立」とみなして、0を引数「支払額」として指定する。
「元手100万円」なので、これを引数「現在価値」として指定する。
引数「期首または期末」 例1と同じ。

年利3%なんて預貯金ではあり得ない数字ですので、念のため(^^)

なんで例で年利3%を使ったかというと、先日NISAの日の積立NISA特集記事で例示されていた運用結果の年利を検証したら、3%で計算していたので、それを流用した次第。

ちなみに、NISAの日は2/13で、ニイサ=213の語呂合わせから^^;

■参考-積立月額や積立期間を求める関数
逆に...

10年後に800万円貯めるには、毎月いくら積立すればいいの?
毎月5万円積立したら、800万円になるのはいつ?

を求める関数もある。

=PMT(0.03/12,12*10,0,8000000,0)
=NPER(0.03/12,50000,0,-8000000,0) 

引数の説明は割愛。

以上です☆