2024/08/07

EVは一過性の技術で主流にはなり得ないって昔から言ってたのにねぇ☆

最近の経済専門紙やいわゆる自動車評論家の一部のEV信奉ぶり、見苦しいですねぇ(+_+)

かつてこれらのみなさんは、

・ evなんて所詮一過性のニッチ技術だっ!

・ 主流になんてなり得ない!

ってずーっと言い続けてきたのに、テスラと中華が「電気」自動車販売数で「トップ」になったとたん、手のひら返し(@_@)

SDGsに絡めて、電気自動車の二酸化炭素排出量ゼロは走行中のみ、という事実を隠して、読者を欺くなんて...

 

■経済専門紙の電気自動車「キャンペーン」

冷静になってくださいよ♪ 

・電気自動車の販売台数は、増加していると言っても、自動車全販売台数のごく一部。

・電気自動車販売は絶好調、と言われたのもつかの間、早くも頭打ち。

・二酸化炭素排出量はガソリン車より少ないの根拠。

 

特に冷静になって欲しいのは、有名経営者に媚びへつらうだけの経済専門紙。

「電気自動車を作らないのは非国民!」と言わんばかりの、日系自動車メーカーへのバッシングぶりには、驚きを超えて、あきれるばかり♪

目先の事象しかとらえていないとしか思えない、記事の書きっぷりも、しかり♫

何か確固たる根拠があっての「電気自動車キャンペーン」ならまだしも、記事の根拠があまりにも近視眼的で、危うすぎますね♬

一例として、

・日系発電気自動車リーフの購入後の実態や中古車流通状況等の追跡記事が一向に出ない? 

・テスラや中華系電気自動車の購入後の利用実態が一向に出ない?

などなど「電気自動車最高!」と言う割には、売った後の取材記事が皆無に等しい。

想像するに、経済専門紙で記事を書いているヒトの属性は、

・日頃も休日も、クルマにはまったく乗らない(=クルマを必要としないライフスタイル)。 

・クルマに乗ったとしても営業車のみ、乗り心地とかドライブとかには一切関心なし。

・会社の利益の多さや変動には敏感。

・有名経営者(と言わているれる)人の動静に常に目を光らせている。

・なんかよくわからないけど二酸化炭素が少ない方がいいんじゃね?程度の知識量。

ってところでしょうか。

つまり、消費者や購入した後のことに想像が至らないヒト、ってこと。

公共交通機関だけでどこでも行けちゃう、東京近郊での生活しか想像できないんでしょうね。

それに、記事の裏付けを取材していないことをうかがわせる内容も多々あり、信用できないです。

 

■電気自動車は環境に「悪い」 

ひとつは、電気のお話。

その前に、話しをややこしくなるので、この項では、

・発電するときに発生する二酸化炭素量にのみ注目。

・発電設備建設時や運用時に補完的に発生する分は除外。

します。

 

日本は特に顕著ですが、電気の2/3は火力発電で賄っているんです。

資源エネルギー庁が公式サイト内で明示してますね♪

ということは、電気自動車に充電する電気は、

・二酸化炭素排出に「一役買っている」

という事実(^^)

これから太陽光発電とか風力発電が増えるから排出量は減る、と思ってます、ひょっとして?

確かに、政府は、火力発電を減らす方針を打ち出しています。

けどね、全廃はしない、総発電量の半分は火力を想定、なんですけど(^^)

さらに言うなら、火力が減った分を原子力発電でも補完、って明示してるんですけど(^^) 

原発反対派のみなさんは、電気自動車には乗れませんね(笑)


もう一つは、とにかく、重い。 

同タイプのガソリン車比で、10-20%も重いんです。

車重が重ければ、ありとあらゆるところに負荷が掛かるんですよね。

・路面を削り取る、凹みを増やす、轍を作る。

・タイヤがすぐに摩耗する。

・ブレーキライニングがすぐに摩耗する。

自動車が二酸化炭素を排出するのって、走行時だけではないんですよね。

・タイヤ/ブレーキライニングの製造運搬時に二酸化炭素が発生する。 

・タイヤ/ブレーキライニングの処分時に二酸化炭素が発生する。

・路面の痛みを補修するときに二酸化炭素が発生する。

これらがガソリン車より頻繁になるのだから、二酸化炭素排出量は減るどころか増えてしまいます。

さらに、アスファルトが削られる、タイヤやブレーキライニングが摩耗するいうことは、何かしらの削られたり摩耗した物質が大気中にまき散らされる量が多くなるので、この点からもガソリン車より環境への負荷が高いです。


▼参考-電気自動車だけど軽自動車の場合はガソリン車と変わらない?!

軽の電気自動車代表車種ニッサンさくらの車両重量は1070kgと公表されています。

軽のガソリン車で同等装備の車種群は900kg-940kgなので、170-130kg重い。

JIS規格的に言えば、3人-2人に相当する重量...

つまり、電気自動車は、ガソリン車に常に運転手以外に2-3人乗せている状態ってわけ。

これを軽いと思うか重いと思うか、あなた次第(笑)


■電気自動車を買ってみたらどうなる?

私自身が電気自動車を買うか?といえば、答えはノーですね(^^)

一番大きな理由は、「電気切れ」の心理的ストレス。 

航続距離の遠近とは関係なく、電池残量が30%を切ったとき、運転を楽しむどころではなくなります。

エアコン切る?速度落とす?低速走行で周りに迷惑?...

さらに、充電するのも、また、ストレス。

・充電に時間が掛かりすぎ!最新の日産サクラでも80%充電するのに40分も掛かる! 

・充電場所がほとんどない!あっても充電器が1-2基しかないので空き待ち!

「充電している間、買い物とかしてればいいじゃん♪ 」

という声は聞こえる(正確には記事を見かける)が、実際そんなに都合よくことが進むことはないです、はい。

だって、用事をキッチリ40分で済ませて戻ってくる...せわしいったらありゃしない(笑)

また、充電器が使用中だったら、順番待ちでそこにとどまっている必要がある上、そこからさらに40分待ち...つまり最低でも80分以上、そこにいなけりゃいけないわけですよ、何もできず、無為に。

...ドライブや買い物どころではありません(^^)

 

▼参考-「近所を走るだけなら充分」の無責任

「軽の電気自動車はベストチョイス!」という自動車評論家は多い。

しかし、この職業を自称するみなさんは、一般消費者とはまったく異なるクルマの使い方をなさっておられます。なので、一般消費者のクルマの使い方を知っているわけではなく、当然、自分の生活の足として使っているわけではないので、まったく的外れな「評論」「記事」を執筆なさっています。

特に、電気自動車については、的外れ度が増していますので、注意しましょう(^^)

信用できない事例をいくつかを挙げましょう。

●「100km以内の走行なら、電気切れはまったく心配ない。」

一般消費者の方は、普段行く先の距離なんて把握していません。

ましてや、たまにしか行かない場所、初めて行く場所、の距離なんてわかりません。

つまり、「行く先の距離なんて把握しているのが当たり前。」という前提条件が記事から抜け落ちているわけです。

 

●「モータのトルクが厚いので加速性能がよい。」

一般消費者の方は、圧倒的な加速性能なんて求めません。むしろ、

・スムーズにギクシャクせずそこそこ加速してくれればよい。

・急発進して欲しくない。(キケンだから)

・急加速して、急ブレーキを掛けたくない。(乗り心地がよくない/体に負担が掛かる)

という安全運転の志向が強いんですよね、今は。

加速性能を強く求めるニーズは少数派、ということが理解できていないんですね、時代は変わっているのに。

 

●「普段の足として使うなら軽の電気自動車をオススメ。」 

一般消費者の方は、1台しか所有しないんです。

世帯で複数所有することはあっても、自分で使うクルマは1台。

ですが、この職業を自称する人たちは、複数所有し「気分」で乗り分けしています。

普段使っていない人に「普段の足としておススメ」って言われても、ねぇ...

しかも、使うにあたってたくさんある前提条件は、カタログの下の方に小さい字で書いてある注意書きかのごとく、わかりにくく記載するという常套手段...

所有するのに前提条件が多いクルマは主流にはなり得ない、って業界に携わっていてわかりきっているのに、こういう記事を平然と書いてしまう...信用できない職種(笑)

 

■電気自動車が欲しいんじゃない!

豊田さんだったと思いますが、

「自動車メーカーの責務は、買い手が欲しい車を開発して売ること。」 

「電気自動車一択にすることは、正しくない。」

とおっしゃっておられました。

たまたま、ここ1-2年は電気自動車が「バカ売れ」したのは事実です。

でも、本当に欲しいのは、環境にやさしいクルマであり、それがリーズナブルに買えるクルマ、なはず。

経済専門紙は、この「バカ売れ」が永続すると思い込んでいる点で、分析力も存在価値もなし。

電気自動車に必要な主要部材が潤沢にはない存在しないことが、経済専門紙なら当然わかりきっているはずなのに、そこには目もくれず、目先の「バカ売れ」しか見ないという、超刹那主義/場当たり主義。

冷静に考えれば、高い電気自動車(の部材)が、これから安くなり続けるはずがなく、ニッチな市場のまま続く、という分析があってしかるべきではないでしょうか。

「だから、販売台数が極めて少ないボルボが電気自動車専業になるとしても、それはあり。

しかし、世界中にクルマを売るホンダが電気自動車専業になるのは現時点でリスクが大きすぎる。」

が、経営や経済面から見た冷静な論評、と思います。


最後に、電気自動車は主流にはなり得ない、と書いておきます(^^)

※この記事での「EV」「電気自動車」とは「BEV」です。駆動方式がモーターのみ、モーターへの電源供給方法が二次電池、二次電池への充電方式が静的方法(商用電源からの直接充電)の形式の自動車です。発電用エンジンを搭載する方式(日産e-powerなど)/PHEV/水素電池式の自動車は含みません。

 

以上です☆