2024/04/02

リニア新幹線開業延期決定!しかも5年以上も☆

予想はしていましたが、とうとう現実になってしまいましたね、リニア新幹線開業時期☆

今にして思えば、JR東海の計画には、え?という部分が多々ありました(^^)

 

■ルート選択の失敗

最大のミスは、山梨県から名古屋へのルート選択。

鉄道を通すことの意味や影響を重要視せず、単に線路を通すことを主眼にしてしまったがための結末、ですね。

当初の計画では、現在の中央東線/中央西線に沿って走る諏訪湖周りルートが有力だった。

沿線の自治体はもろ手を挙げて大歓迎で、建設も順調に進んでいたことでしょう(^^)

建設技術の観点でも、中央西線でのトンネル工事は必須とはいえ、南アルプスを貫通するような実績がない未知の工法ではなく、信頼と実績がある在来工法が使え、工期管理や事故回避が容易ではなかったか。

大プロジェクトだからこそ、華々しい新技術ではなく、既存の信頼性が高い工法を最大限選択して着実に工事を進める手段を選択すべきでした。

実際、当初の計画ルートは、より確実性が高い実現性が高い案だったんですね。

ところが、JR東海は大局的見地から見ることなしに、不確定要素しかない、現行ルートを選択してしまいました...

・新技術と新工法で工期は短縮できる!

・最短ルートで結べば色々と費用を抑えられる!

・何が何でも直線ルート/最短ルートで最高速!

東海道新幹線で速度アップの障害となった要因をすべて排除、を最優先でしょう。

結果、工期は延びる、工事費は未知が既知になるたび膨張...過去の新幹線建設のデジャブ。

 

■人的ネットワークの軽視とJR東海の緊張感のなさに懸念

協力的友好的な人的ネットワークを軽視、いや、足蹴にしてしまい、机上の検討結果を押し通した結果、ボンクラ知事に付け入るスキを与えてしまい、妨害工作を許す格好の材料を与えてしまいましたね。

当初の計画ルートであれば、根拠不明な主張によって工事を妨害されることもなく、建設費の増大も物価上昇分程度に抑えられ、計画通りの期間と費用で順調に工事が進んでいたことでしょう。

また、JR東海が今後の対応を誤れば、当初の開業年度で準備を進めてきた、友好関係にある沿線自治体ですら、心変わりしてしまうかもしれません。

報道を見る限り、緊張感がないように見受けられますが、かなり致命的に悪い状況に陥っているということを、JR東海は肝に銘じておくべきです。

ボンクラ知事の妨害がなくても、着工直後から表面化していた各所トンネル掘削の度重なる中断等による進捗遅れを把握していたのに、それを公表してこなかった秘密主義の経営姿勢が、今後足を引っ張ることになるでしょうね、計画が遅れるたびに。

 

以上です☆