ロマンスカーミュージアム、公開開始ですね♪
予約が取れたので、さっそく行ってきました☆
歴代のロマンスカーが一堂に展示され、なかなか壮観(^^)
一度は話のタネで行くのもよいでしょう。
ただ、まだ、オープンしたばっかりということで、気になる点を羅列します。
展示の見どころとかは、多数のサイトで紹介されているでしょうし。
■券売機近くの床にいくつか置いてあったゴムマット
建物に入ってすぐ、床に黒くて細いゴムマットがあちこちに置いてありました。
何か書いてあるぞ?
「24x特急券ディスタンス」
「まくらぎディスタンス」
「0.7xSE(3000)ディスタンス」
あぁ、フィジカルディスタンス2mの表現だったのね^^;
でも、これじゃ、気付かないでしょ誰も...
だって、置いてある間隔が2mじゃないんだもん(@_@)
案の定、立ち止まっているヒトは皆無...
ちゃんと2m間隔で置かないとねぇ...
もしくは、ゴムマットの長さを2mにするとか。
ちゃんと意味がある展示にしないと、せっかくの企画も台無し(+_+)
■気が利いてない案内
始まったばかりでオペレーションが確立していないこともあるけど、案内や応対が雑。
というか、駅での対応の延長という感覚で、サービス業という自覚に欠けていると感じました。
まずは、入場料の支払いの誘導。
建物に入って右側に券売機があり、現金と交通系ICカード対応。
券売機は2台あったのですが、なぜか、それぞれの券売機ごとに行列するような誘導になっていました。
イマドキは、1列にして、空いた券売機へ誘導、だと思うんですけどね。
そもそも券売機の位置と向きが1列化がしにくい、駅の券売機と同じ発想で設置したというのもイマイチ。
引き続き、入場料の支払いの誘導。
でもね、ここは全員へのアナウンスではなく、お客さんと「会話」して案内でしょう。
「お支払方法は?...でしたら、券売機をご利用ください。...でしたら、こちらの窓口へどうぞ。」 と。
予約制にして入場制限しているんだし、1対1で応対する余裕は充分にあるんだし。
だとすれば、ちゃんとしたアナウンスをしないとね、わかんないですよ、みなさん^^;
「支払は現金・パスモsuica・クレジットカードが使えます。クレジットカードはこちらの窓口、それ以外は券売機へ。」 と。
次に感じたのは、「ようこそいらっしゃいました」 という気持ちが伝わってこない点ですかね。
私が見た場面では、「いかにひとをさばくか?」しか考えていないように見えました。
入場口でも、各ブースでも、売店の会計時でも。
■つまらない通路とエスカレータ
各展示間の通路、各階へ移動するエスカレータ、どちらもつまらないです。
つまらないってのは、単なる移動になっちゃってるってこと。
照明を落とした暗い空間だから、ちっちゃい子供も不安でしょうがないんじゃないのかなぁ。
エスカレータ周りでの展示は危険防止/安全対策なのかもしれないけど、何か工夫して欲しいものです。
■車内の換気
コロナ騒ぎなので、とても気になりました。
HiSEとRSEは「乗車」 できましたが、車内換気はどうなってたんでしょうね。
私が見た限り、空調は動いていないように見えました。
■ガチャと同じものが売店で買えちゃうって
館内のあちこちにミュージアム限定ガチャが置いてありました。
で、最後に売店を散策してたら、ガチャと同じものを売ってるじゃないですか!
これ、だめですよねぇ、ガチャの中身を「選んで」買えちゃうって^^;
ガチャで買った人をバカにしてますよ、これって(+_+)
私はガチャはしないのでどっちでもいいんですけどね(笑)
■ジオラマ構成アンバランスと目立たない走行列車
ジオラマ、なかなかの大作でしたね(^^)
小田急全路線とグループ会社の全路線沿線の名所をピックアップして組み込んでいて。
ドラえもんもいたし(笑)
ただ、見どころがない新宿付近がやたらと作り込まれすぎ&面積を占有している印象。
高層ビルや喧騒を表現したいのかもしれないけど、ちょっとミュージアムの主旨から外れてる感は否めないなぁ(+_+)
沿線紹介も大切だとは思うけど、鉄道会社のジオラマでしょ。
電車が、いや電車も主役じゃないのかなぁ。
正直、壮大な鉄道ジオラマなのに、電車の走行シーンの印象がまったく残っていません^^;
■ちっちゃな子供目線の欠落
私が見た限り、ちっちゃな子ども用(=低い位置)の消毒液はどこにもなかったですね。
また、消毒液が誤って小さな子供の顔に掛かってしまっている場面にも出くわしました。
消毒液に限らず、全体を通じて、ミュージアムの大事なターゲットであるはずなのに、配慮が感じられなかったのはどういうことなんだろう?
もちろんコロナ騒ぎでジャングルジム的なスペースをオープンできないっていうのはわかります。
一方、営業中の、シミュレータの前にある手をかざすと線路を描ける子供向けのブース、ガイドが誰もいないってどうなんでしょうね。
結構おとなでも楽しいと感じました。
でも、ちっちゃい子供たちは、足元の足の絵なんかには目もくれず、壁をバンバンたたいておしまい。さっさと出て行っちゃってましたよ。
たたくんじゃなくて、手をかざして、線を描くと、電車が出てくるんだよ♪
ってミュージアムの人が教えてあげきゃ、親だって気付かないし。
照明が暗いから、説明ボードがあっても気づかないし。
人を配置しないなら、アニメチックなアナウンスを流して誘導するとか、工夫しないと。
■番外-併設のカフェの座席格差
併設されているカフェはミュージアムに入らなくても利用でき、小田急海老名駅と海老名検車区を見渡せる位置にあります。
しかし、この席の配置は...
窓際の席は、ボックスシート型に配置されてるんですよね。
これじゃ、窓際に座れる人数がかなり限られちゃって、回転が悪いよなぁ(+_+)
なんで、外向き横一列にしなかったんだろう?
それに、床を階段風にすれば、窓際の席じゃなくても、景色を眺められるのに。
少しでも多くの人が風景を楽しめるような配慮がまったく感じられないです。
床の階段状構成は、バリアフリー観点でNGということなんですかね?
だとすれば、バリアフリーのために、大多数の人に便利/快適なことが実現できない/なくなってしまうことが増えてしまうのは残念と思うのは私だけだろうか。
ハイデッカーしかり、2階建て車両しかり...
それ以前に、本当のバリアフリーって、施設任せじゃなく、その場に出くわした人が普通に何事もなかったのごとく、お手伝いすることだと思っているので。
身障者用駐車スペースに長時間駐車する、身障者じゃないヤツには天誅をと願ってやまない...話がそれちゃった(笑)
■感想
正直なところ、900円はたかいなー、というのが正直な感想です(^^)
ロマンスカーにはそれほど執着はない(笑)のでなおさら。
鉄道という観点での展示がロマンスカー車両の展示だけ、なのはロマンスカーミュージアムなので致し方ない、のかな。
以上です☆
※2021/04時点の情報です。