SL人吉ラストイヤーのJR九州公式サイトが設置されてしまいました(T_T)
https://www.jrkyushu.co.jp/trains/sllastyear/http://www.jrkyushu.co.jp/trains/slhitoyoshi/index.html
肥薩線を走ることなく、最後を迎えてしまうという...残念、無念です...
人吉のみなさんの落胆、言葉で言い表せません。
うーん、乗客目線とはかけ離れていると感じるのは私だけでしょうか?
■運行区間の疑問
まず、運行区間。
熊本駅はよいとして、鳥栖駅折り返しって?
車窓も途中の停車駅も観光要素はひとかけらもなく、旅愁も風情も感じられない!
鹿児島本線で北に向かうなら、せめて、
・新幹線とツーショットできる博多。
・九州鉄道発祥の地である門司。
へ運行するぐらいの気概が欲しいです(^^)
あるいは、逆に、南に向かって鹿児島中央まで走る、とか。
あるいは、86復活時の運行区間である、阿蘇/宮地を走る、とか。
■列車編成の疑問
次に、列車編成。
熊本方にディーゼル機関車連結って?
せっかくのSL人吉客車の最大のウリである展望車からのながめが台無し!
さらに、鳥栖から熊本へ戻るときは、SLは後ろ向きでディーゼル機関車けん引?
これって、SLじゃないやん!
しかも、展望車からの眺めは86でさえぎられるし、付随車としての86の姿しか見えない。
ラストイヤーなのに、こんな運行って...
■D&S列車といえる?
最後に、JR九州の最大の特徴であるはずのD&S列車ってこういうことなんでしょうか?
ただ、走らせればいいってもんじゃないですよね?
乗客が途中の行程を楽しめるのが、本来の姿ではないのでしょうか?
走っているところを撮り鉄に撮らせる、ニュース映像にしてもらう、ことしか考えていないのでは?
「走らせればいいんでしょ?」「色々考えるの面倒だし」「手間が掛かることはしたくない」
ではないと信じたいですが...
ラストイヤーと大々的に銘打つだけで、D&S列車ではなく、ただ走る/走らせるだけって。
なんだか、ビジネスライクでJR東日本みたい、全然JR九州らしくない...
■事情はわかるが
下りのSL後ろ向き/ディーゼル機関車けん引は、転車台がないからってことはわかります。
でもね、86を熊本方に連結しなおして、後ろ向きのままけん引、だってありでしょう。
鳥栖駅の広大なヤードがあれば、86の入替だってできるでしょうに。
ディーゼル機関車けん引なしで運行できる方法、ひねり出してもらいたいです。
例えば、豊肥本線などいかが?
宮地駅には、転車台も、入替可能な広大なヤードも、完備してるじゃないですか♪
しかも、肥薩線にはかなわないけど観光資源もある。
立野駅、スイッチバックはあるし、今夏復活する南阿蘇鉄道の始発駅だし。
熊本地震で崩落した旧阿蘇大橋やがけ崩れ、復旧した国道など、眼下に見下ろせるし。
阿蘇のカルデラに入れば、阿蘇や九重の山々が見渡せるし。
宮地駅からは熊本地震で倒壊した楼門が、タイミングよく今春復旧する阿蘇神社もあるし。
宮地折り返しなら所要時間が短かいことを活用し、繁忙期に1日2往復だって可能。
そうすれば、一人でも多くの乗客に、86と展望客車を楽しんでもらえるし(^^)
ラストイヤーにかこつけて「特例」「特別体制」で押し通せるでしょう、たぶん(笑)
■あとがき
最近のJR九州は、利益優先志向が見え隠れして、残念です。
九州を代表する企業なのに、九州らしさが失われつつあるような気がします。
あと、無人駅が増えて目立つようになってきた、不正乗車対策が甘すぎるのでは?
不正乗車へ毅然とした姿勢で対応しないと、本当の「お客さん」が離れて行っちゃいますよ!以上です☆