2021/01/10

コロナ感染拡大に見るJR在来線車両の換気方式いろいろ-2020年末版

コロナ第三波の声の中、九州から関西へと乗り鉄してきました(^^)

乗車した、JR九州、JR西日本管轄で乗車した車両での換気対策現況をメモリました。

コロナの中、厚労省/経産省の感染防止ガイドラインに従って行動することを大前提です♪

混んでいる店には入らない、人ゴミから離れる、大声を出さない、など、三密+飛沫防止で。

加えて、体温計持参で毎朝検温、入店時の手指消毒とマスク着用も。

 

■JR九州車両の換気状況

今回、JR九州では、在来線と特急に乗車しました。

まず、在来線。

415/811/813/815/817/819/YC1とJR九州の在来線電車車両ほぼ全車種に乗車できました(^^)

全車種とも空調装置には換気機能はありません。

また、窓が開けられる車両は415/811系のみ、他の車種は固定窓でまったく開けられません。

JR九州はどの路線でも駅間10分以上なので、換気不足が心配です。

今回、年末年始休日期間で乗客は少なかったですが、平日通勤通学時間帯での感染拡大が気になりました。

次に特急。

JR九州サイトや車内放送によると、5分ほどで車内の空気が入れ替わるとのこと。

目に見えないので信用するしかない(笑)

ただ、乗車したいずれの特急とも、乗客は私を含め3-4組/車両で一安心(^^)

番外ですが、半年ほど前にも九州を訪れ、キハ40系/キハ200に乗車しました。

何れも窓が開けられるのでとても安心できたことを付記しておきます。

...キハ40系は窓を開けなくても、すきま風で自然換気(笑)

JR九州としては、車両コスト(製造とメンテ) 低減が大前提なので、窓開閉機能を省略しても冷暖房が効くのでまったく問題なかったという事情があります。

また、地下鉄サリン事件の教訓も、九州でテロが起きるわけがない、JR九州には地下鉄区間がないという前提での設計も理解できます。

100年に一度起きるか起きないかの事象のためだけに、費用をかけるわけにもいきません。

幸い、首都圏関西圏ほどの混雑はないので、ドアの開閉による換気でしのげるでしょう。

 

■JR西日本車両の換気状況

まずは下関から広島区間。

在来線車両は国鉄115系が主力、広島に近づくと225系。

115系/225系とも開放できる窓でした。

ただ、115系の一部車両では窓を開けられないような改造が施されていました。

225系は換気機能付き空調を装備♪車内には「自動換気」ステッカーが貼ってありました。

なお、115系には換気設備はありませんが、すきま風による自然換気機能付きでした(笑)

次に広島から米原。

221/223/225に乗車しましたが、すべて自動換気機能付き。すばらしい。

新快速を含め、駅間が長いので車内空気の滞留と汚染防止のため、自動換気機能を付けざるを得なかったのでしょう。

この思想は、お客さん目線での選択で、とてもよいです。

JR東日本に爪のアカを煎じて飲ませて差し上げたい(笑)

 

■JR東日本の車両に見る乗客への配慮のなさ

JR東日本も駅間が長い路線が多く、かつ、車内が大混雑しているにもかかわらず、換気機能なし。

最近になって空気清浄機を付加装備し始めたが、しょせんは車内の空気を循環させるだけ。

ウィルス除去の効果は未知数、かつ、二酸化炭素濃度低減や有害物質除去には効果なし。

JR東日本の社風、乗客を「乗せてやってる」感覚はJRになっても変わってないことの証明ですね。

国鉄時代から続く社内事情による車両設計ではなく、乗客目線/乗客にやさしい車両設計を期待してきましたが、まったくダメですね。なさけないです。

枚挙にいとまがありませんが、いくつか列挙しておきます。

・長距離路線用車両なのにロングシート。235系横須賀線を全部ロングシートって、客を荷物(=詰め込むだけ詰め込めればそれでいいのだ♪)とでも思っているのだろうか?

・換気機能がない空調装置。冷せりゃいんだろ?単機能(冷房)なら安く済むし♪というコスト削減最優先思想。加えて、科学的根拠もない過去のやり方を引き継ぎ続けて変化を嫌う官僚体質/トップダウン経営の証明。

などなど。

以上です☆