とうとう第2回緊急事態宣言が告知されました。
ただ、第1回とくらべ、何か違和感を感じています。
■陽性者数激増の違和感
家庭内感染と職場内感染が増えたからと新聞記事等で掲載されていますが、これほどのけた違いな増加の原因としてはどうもピンときません。
2020年末の陽性者数の増え方にはカラクリがあるのでは?
ひょっとしたら、検査数がけた違いに増加したため、それにつられて感染者数が増えた、のでは?と推察しています。
極端な例ですが、
今まで100件の検査数で陽性者10人だったのが、
検査数が100倍の10000件で、陽性者が1000人になった、
ということじゃないでしょうか?
つまり、検査数が爆発的に増えたため、絶対数も爆発的に増えただけ。
もし、検査数と陽性者数の比率に変化がないのなら、世間の陽性者比率は春先と変わらない、ということです。
もし、この比率が変わっていないのだとすれば、感染する機会と可能性に関していえば春先と変わらない、ってことです。 言い換えれば、春先に同じ検査数を実施していれば、陽性者数は今と同じような数字だったってこと。それ故「春先と同じ対応をすれば感染者数は減らせるので、みなさんお願いします」って説明しないと、漠然とした不安の中、モヤモヤ感をぬぐえず、いやいやながらしょうがないみたいな気持ちになっていると思ってます。
そのあたりを検証した記事は、今のところ、どこにも見当たらず、特に新聞各社は絶対数の増加だけを声高に叫んで扇動している感が否めません。
もちろん、絶対数が増えれば、受入機関の負担が増加するということは紛れもない事実ですし、それに対応できる数が限られていることが大問題であることは事実です。
で、その問題に対して、われわれ一般人ができることは何か?→感染しないように気を付ける→ステイホーム、ってことですよね。
となると、もし家庭内感染が激増の原因とすれば、今ステイホームしたところでもはや手遅れなはず。
にもかかわらず、第2回の宣言が出されたということは、激増の原因は家庭内感染ではない、ということの裏返しなのでしょう。
くどいようでも、こういうことを丁寧に国民に説明しないと、危機感が共有できない、と思います。
しかし、残念ながら、前首相も現首相も発してきた言葉がごまかしばかりで、筋が通った論理的な説明をする経験も能力もないため、国民が信用していない、という状態。
一方、そういう不誠実なことを理詰めで検証しただすのがマスコミの最大の役割だと思っていますが、言葉尻を捕らえるばかりで本質にたどり着こうとしない無能力さには辟易します。これでは、そこらのコピペのクズニュースサイトと同じです。
■飲食店時短の違和感
今回の宣言に伴い、飲食店の時短要請も実施されました。
前回と違い、休業の給付金がセットで提示されている点は進歩したと言えます。
とはいえ、夜の営業停止が、感染拡大防止に役立つのでしょうか?
前回はいろいろな対策が同時に行われましたが、どれがどの程度効果があったのか、検証されたのか、今回の時短要請の根拠となりうる数値が出ているのか、気になります。治療薬がない現段階、取りうる対応は感染防止だけ。
感染防止策として最も(いや唯一)効果があるのは三密防止と換気、です。
であれば、営業停止ではなく、入場制限(人数制限)+確実な換気、でもよいのではないでしょうか?
時短要請一択ではなく、入場制限との二択にする手も提示すべきじゃないかと。
ただ、みんな同じじゃないとヤダ!っていう国民性なので、強制的に時短要請しないと誰も休まない(=脅迫観念で休めない)ということなのかもしれないですけどね^^;
以上です☆