今さらではありますが、南アルプスルート選択はセンスがなかったですね、色々な点で。
当時の記事を見ると、南アルプスではなく、中央東線/中央西線をなぞるルートが最有力候補だったんですね。
リニア新幹線が通れば産業と観光の両面で大きな経済効果が得られることが間違いなく、沿線自治体も大歓迎一色。
ところが、JR東海はそれらを一蹴、カーブを極力減らす意図だけで最短ルートを選択してしまいました。
目先の儲けにこだわり、大局的視点がなかったのは、失態ですね。
...そういう観点では、佐世保周りにしなかった西九州新幹線のルート選択の失敗と同じ。
話しを戻して...
リニアが超高速であることを考えれば、諏訪湖周りにしたって、大した時間差にはならないんですよね。
地図上で諏訪湖付近で大きく進行方向は変わるけど、数キロにわたってRを付ければ、技術的にはまったく問題なし。
この先の難工事および工事費増加が火を見るより明らかな南アルプスのトンネル掘削より、よっぽど現実的。
実際、トンネル掘削では、既にシールド掘削が遅れていることが漏れ聞こえてきている。
技術が確立されているはずのトンネル工区でさえ、掘ってみないと何が起きるかわからない状況なのに、前例のない大山脈をぶち抜くトンネル、開通まで計画通りに進まないのは歴史が証明しているわけで。
青函トンネルが典型的な事例。
■現実解-山梨県と長野県間直通ルート
さすがに、今から諏訪湖ルートに戻すことはムリなので、実現できそうな案を(^^)
今のルートでは、山梨県内で中央市付近で身延町方面へ南下しています。
これを、実験線をそのまま西または北西に進めてはどうでしょう?
このルートなら、山梨県から長野県へ直接抜けられるので、無能な知事がいる県を通らずに済みます♪
ぜひ検討してください、JR東海さん(^^)
■おまけ-政治能力ゼロ無能知事のウソ八百
しかし、アホ知事の言っていることはウソばかり。
なんで、こんな誰でもわかる矛盾点を、報道機関が指摘して糾弾しないのか、不思議。
一例として、難癖付けている水の問題。
アホ知事、JR東海の工事で大井川の水が...とまことしやかにまくし立てているが、完全に問題のすり替え。
そもそもの水の問題は、大井川中流域、大井川鉄道が走っている辺り、の渇水問題。
訪れれば一目瞭然ですが、川幅は広ーいのに、流量はごくわずか、干上がった河原が延々と続く光景は一種異様と言えます。
そして、この光景は、JR東海が工事をする前から起きていること。
高度成長期、大井川には多数のダムが作られ、電力需要が高い下流にある発電所への導水路が敷かれた結果、中流域をバイパスして下流域に放流、中流域には水が流れずに渇水状態に陥り、現在に至っています。
つまり、本来の水問題は、中流域の渇水を緩和するため、
「水利権を持っているダム管理者である電力会社から水を戻してもらうよう交渉する」
ことであり、かつ、その交渉を行うのは同県および同県知事。
大井川の水問題とは関係ない工事で水を戻せと言っている一方で、本来行わなければならない、電力会社との水利権交渉は一切せず、年次の水利権契約を更新し続け、中流域の渇水問題を放置、という矛盾。また、トンチンカンと言わざるを得ないのは、JR東海の工事で出水する水を大井川水系に戻したところで、それらの水は水利権を持っているダム管理者に流れ込むだけ。
言い換えると、全量大井川に戻したところで、それらの水はすべて導水路で下流域に流れてしまうので、「水問題」の解決にはまったくつながらないんですね。
「本当の水問題」を解決する唯一の方法は、
・同県と同県知事が水利権を持つダム管理者(電力会社)と交渉して中流域に水を戻してもらう
しかないのです。
なのに、自分の責任を棚上げして、一民間企業に難癖付け、大井川中流域の住民をないがしろにしている...
さらに付け加えるなら、今回JR東海や国土交通省が提示している田代ダム方式なら、中流域への水量が増え、水問題の緩和につながるのです。
ところが、アホ知事はこの案をまったく理解も検討もせず、話し合いの場でトンチンカンな根拠のない持論をまくし立ててパフォーマンスに走り、建設的な話し合いには一切応じない...
こんな暴挙が許されてよいのでしょうか?
私が県民だったら、絶対に投票しません、こんな非常識で礼儀知らずなアホ知事には!
先日、テレビを見てたら、在京キー局のTV取材を受けている映像が流れていましたが、まぁ、相変わらずのアホブリ全開でしたね。
触れて欲しい小道具の数々、TV受けしていると勘違いしたニヤケ顔...井の中の蛙なんとやらを地で行く絵面で興ざめ...速攻でチャンネル換えました(笑)
以上です☆